早島町三菱食品様 ALCパネルの事務所の塗装!

こんにちは!先月の工事になりますが、早島町コンベックス岡山近くの三菱食品様事務所の塗装をご紹介します!

コンベックスの周りはどれも建物が大きいですよね!この事務所も大きい建物なので、足場を3面に分けて、塗装していきました。広い塗装面積なので工期がかかります。なのにずっと足場を全体に組んでいたら、駐車場など、従業員の方々にご迷惑をかけっぱなしになってしまいます。今回は東面と南面を塗装します。来年度は残りの西面と北面も塗装を依頼してくださっています。

 

コンベックス近くの事務所の塗装

 

   ↑こんな感じで塗装する箇所だけに足場を組みます。

この事務所はALCパネルという外壁です。サイディングとかモルタルはよく聞くと思いますが、ALCパネルも外壁に使われているもので、サイディングのようなパネル外壁です。住宅にも使われることもありますが、大型の建物に使われていることが多いです。

このALCパネルは中が気泡のようにプツプツと穴があって、とても軽い素材です。なので高いビルに適しています。しかも燃えにくいのも特長です。このパネルの気泡のおかげで、断熱性や遮音性にも優れています。共同住宅にも適しているんですね!

 

ところが、このプツプツした気泡があることで、雨が侵入すると浸透しやすいために、雨漏りになりやすいという欠点もあります。雨漏りさせないために、塗装して防水性を高めることが重要な訳なんです。ALCパネルは、塗装によるメンテナンスをしっかりすると、とても長持ちする優れた外壁です。

ALCパネルはサイディングと同じ、ボードなので、シーリングが打ってあります。まずはもとあった劣化してしまったシーリングを撤去し、新しく打ち替える作業をします

シーリング

 

白いところは新しくシーリングを打ったところです。真っ直ぐの線はパネルの継ぎ目で、それ以外のシーリングは、ひびが入っていたところです。ALCパネルには細いひび割れ(ヘアークラック)でも、塗装ではふさぐことができないのです。細くて見えないようなひびでも、ALCパネルの中は気泡なので、水が染み込むと雨漏りしてしまいます。なので、Uカットといって、サンダーでひびをわざと大きく削り、シーリング材で埋めるという修繕をします。

 

細いひび割れを大きくカット

       ↑ヘアークラックを大きくカットしたところをアップした写真です。気泡がたくさんあるのが分かりますよね。どんな小さなひびでも見逃せません。

 

山上げ2回目の塗装

 

シーリングの打ち替えと、ひび割れの修理が済んだらいよいよ塗装の工程です。まずは下塗りをして、次に山上げといって塗膜を起こす作業をします。今回の塗装はただ塗ってキレイに見せるだけでなく、ALCパネルをしっかり保護することも目的です。ALCパネルはひび割れさせると雨漏りしてしまうので、ひび割れを起こさせないよう、厚膜で保護します。これも、ただ厚く塗るだけでなく、弾力のある塗料を使って塗膜を立たせるんです。山上げというんですが、この作業を2回行います。山上げを2回することで、塗膜を厚くすることができるんです。

この塗料はレナエクセレントといって、かなりゴムのように伸縮してくれます。なので、塗膜が建物の揺れに追従してくれるので、ひび割れが起きにくくなるんです。さらにここから上塗りを2回塗るので、かなり防水性も上がってじょうぶになります!

塗装完成

岡山市の駅前ビル タイルの外壁を修理しています!

こんにちは!ただ今、小山塗装では、岡山駅前のビルの修理・修繕工事をしています。

外壁はタイル貼りです。タイルは長くもって丈夫なイメージがありますが、劣化します!やはりメンテナンス・修理は必要なんです。

 

タイルそのものは強いですが、ひび割れることももちろんありますし、タイルを貼っているモルタルに水が回ってしまうと外壁の内側が弱くなり、モルタルごと剥がれてしまうこともあります。

ビルやマンションでは、外壁にタイルがよく使われています。もしメンテナンスをせず劣化して、剥落してしまったら大変な事故になってしまいます。実際に剥落事故は起きています・・。

 

この工事をしているビルも危険な箇所が複数見つかりました。見た目だけではなく、打診棒を使って細かく調査します。

 

打診調査

 

打診調査です。私もやってみました。打診棒を使って叩いたり、転がしたりして、音の違いによって判断します。音の違いは、「トントン」と固く響かない音だと正常で、「コンコン」と低く響くような音だと中に隙間ができていることになります。他にも高すぎる音だと、タイルだけが浮いていることも分かるのですが、かなり聞き分けるのが難しいです・・。

経験がかなり必要な仕事です!

 

打診調査をし、マークをしていく

 

打診調査をし、チョークやマスキングテープを使って、どこが浮いているのか分かるようにマーキングしていきます。

中のモルタルが躯体から浮いている箇所は、ドリルで穴を開け、エポキシ樹脂という固めの樹脂を注入し、アンカーピンを挿入する、アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法というやり方で改修します。

 

ドリルで穴をあけている

 

エポキシ樹脂を注入するための穴をドリルで開けています。かなり大きな音が響いていました。表面は固いそうなのですが、中は浮いているので、簡単にドリルが進むらしいです。

 

エポキシ樹脂注入作業

 

エポキシ樹脂を注入しているところです。ここにアンカーピンを挿していきます。

 

このビルは施工面積が大きく、改修箇所がかなりあります。とくに曲線になっているところはタイルが浮きやすく、見た目にも劣化状態が悪いです。安全に、丁寧に改修していきます!

曲線になっている部分が特に劣化している