井原市のビルの現地調査に同行しました!

こんにちは!久しぶりの投稿になりますが、今回は井原市のビルに現地調査に同行したときの話です♪

現地調査 屋上

現地調査には小山塗装から私を含め4人で行って参りました。まずは屋上に上がり、隅々まで調査します。屋上の既存の防水は密着工法のゴムシート防水でした。写真の通りパッと見はそんなに劣化してない様にも見えますが・・。

 

ゴムシート防水のめくれ

ゴムシートがめくれてしまい土やコケが詰まっていました。このままにしておくと、雨が降る度にどんどん土やほこりが入っていき、シートの接着面を浮かせてしまいます。シートはよれていくので雨漏りしやすくなってしまいます。

 

ゴムシート防水の劣化

上の写真は別の現場の写真ですが同じゴムシート防水です。切れたところから雨水が入りどんどんよれていきます。ゴムシートは経年劣化により伸縮し硬くなってしまうので修繕が困難になっていきます。こちらの現場はよれたところがさらに切れていき雨漏りを起こしていました。

 

笠木コーキング部分の調査

 

屋上の笠木を調査しています。この部分は過去の経験からも不具合や雨漏りが多い箇所です。こちらの笠木は外壁との隙間なくピッタリとくっついていたので、笠木に落ちた雨水が切れることなく外壁をつたって落ちていくようになっていました・・。これは外壁を傷めてしまいます。しかも笠木の下のコーキングが切れていました。雨水が入ってしまうので修繕の必要があります。

 

外壁のひび割れと膨れ

 

屋上を調査したあとに外壁を調査しました。外壁はALCパネルです。ひび割れから雨水が入ると壁の中で広がりやすい素材なのでひび割れを起こさせないようにすることが大事です。塗装は厚膜になっていましたが、膨れを起こしているところも多く状態はよくありませんでした。過去にもひび割れを何度も修繕しているようでUカットをして埋めた跡がたくさんありました。

 

計測

 

計測

 

現地調査ではパーツの長さも測っていきます。図面を参考に、窓の大きさや樋の長さ、笠木の幅やひさしなど塗装する箇所は全部測ります。きちんと計測することで厳重な見積書が作成できるし、材料の無駄をなくすことができます。

なかなか現地調査に同行するタイミングがなかったので、今回とても勉強になりました♪また同行させてもらおうと思います!

 

 

岡山県井原市 タカヤ様2棟目のビル塗装をしています。

こんにちは!井原市にある㈱タカヤ様の会社ビルの塗装工事をしています。

前回1棟目の塗装工事をさせていただき、今回は横に隣接している2棟目です!

井原市のビル塗装現場

左隣にあるのが1棟目を塗装したビルです。キレイですよね!今回の塗装も同じ仕様と色も同じに仕上げます。

 

外壁はALCパネルで、高層ビルや大型店舗や大型の工場、倉庫などにはよく使われている外壁材です。スカイツリーもALCパネルです。

ALCパネルは、軽量気泡コンクリートと言われ、その名の通り気泡コンクリートなので軽く丈夫です。しかも燃えにくいので、大型の建物によく使用されている訳なんです。

ただ、雨漏りしやすい外壁材なのでメンテナンスが重要です。きちんとメンテナンスができていれば長くもちます。ALCは軽石のように小さな気泡があるから軽いのですが、それが雨漏りを起こしやすくしてしまいます。小さなクラック(ひび割れ)からでも雨水は気泡があることによってどんどん侵入していきます。なのでヘアークラック(髪の毛のように細いひび割れ)でも見逃してはいけません。塗装だけではふさがらないので、クラック補修がとても重要になります。

 

クラック補修は、ひび割れをV字にカットし、カットしたところにシーリングを充填するやり方です。クラックにシーリングを詰めるだけでは、また同じように割れやすいです。なのでわざと大きくカットし、弾力性があり、動きに追従できるシーリング材を詰めて割れにくくするのです。

 

クラック補修Vカット

 

クラックはヘアークラックと呼ばれる、髪の毛くらい細く目をこらさないと見えないものもあるので、分かるようにマーキングしています。最初に行う調査で図面にもどの箇所に何番のクラックがあるか書いていきます。

 

北面は塗装完成していました。

建物の塗装完成

キレイですね。吹き付けのように見えますが、ローラーと刷毛で仕上げています。既存の立体的な模様がそのままキレイに出ています。

 

サビ止めを塗装

右側は前回塗装した方の建物で、左側が今塗装中です。パラペット部分の塗装をしています。赤茶色はサビ止めです。サビ止めを塗装してから上塗りを2回塗ります。

 

塔屋部分一部青色に

建物の塔屋は一部美しい水色に塗装しています。

細かいひび割れひとつひとつを丁寧に補修しているので、建物が長くもちます。仕上りが楽しみです!

早島町三菱食品様 事務所の塗装工事、シーリング充填と階段塗装

こんにちは!三菱食品様の事務所塗装工事、2期が始まりました。

 

三菱食品様事務所工事

今回の塗装工事もまず、ALCパネル外壁のひび割れ(クラック)をUカットし補修材の充填、塗装は厚膜凹凸仕様で、厚膜をつける山あげを2回施工します。下塗りと山あげ2回と上塗り2回になるので、かなり膜厚になり、ひび割れが起きにくくなります。

 

Uカットし補修材を充填

最初の調査のときに、ひび割れているところにマーカーで分かりやすくマークを付けていきます。

ALCパネルのクラックは、細く小さく見つけにくいものも多くあるんです。でも、その細いクラック(ヘアークラック)でもALCパネルは雨がしみ込み雨漏りしてしまうので埋める処理が必要です。

Uカットといって、わざとクラックより大きくカットして、補修材を充填します。

 

Uカットし補修材を充填

壁に落書きのようにペイントされていますが、これだけたくさんのクラックがあったんです。小さいひび割れも見逃さず、丁寧に調査しています!

 

目地のひび割れ

目地のひび割れです。クラックの大きさが分かるように指をさしてみました。かなり大きく深いことが分かります。この部分は目地なので特に割れやすくなっている部分にはなるんですが、こちらも埋めて、割れにくくする必要があります。シーリング材を充填して処理します。

 

シーリング充填 シーリング充填

シーリング材を充填しています。シーリングを打っていき、あとからキレイに整えていきます。

塗装は、シーリング材が乾いてからできるので、先に鉄骨階段などの鉄骨部から塗装しています。

 

鉄骨階段のサビ止め 鉄骨階段のサビ止め

サビ止めを塗装したところです。この上から上塗り1回目を塗装します。錆止めもムラなく塗装しています。

 

鉄骨階段の上塗り1回目塗装

鉄骨階段の上塗り1回目の塗装です。この塗料が乾いたらもう1層重ねて仕上がります。

鉄骨階段などの鉄の素材は錆に弱いです。サビは見た目が悪いだけでなく、硬く丈夫な鉄でもサビで穴が開きます。階段もですが、鉄骨は建物を支える重要な部分です。雨にさらされるのは場所によっては仕方ないので、錆びさせないよう施工することが大事です。

 

施工管理者と職人の打ち合わせ

私が現場を見回っていると、現場管理している入江さんも来ました。職人さんと打ち合わせしていました。入江さんは現場の様子を見に行って度々確認をしています。職人も気になったことをすぐに聞いて解決することができます。シーリング充填作業が終わると塗装の下塗りの工程に入ります。またお伝えします!

カモイ加工紙様 スレート屋根の塗装と外壁コーキングの撤去

こんにちは!カモイ加工紙様の大型倉庫の塗装工事が始まりました。

ただいまの作業は、スレート屋根の塗装と、外壁のコーキングの撤去です。

 

大型倉庫の屋根

 

屋根が広いです。色が褪せているのが分かりますね。メンテナンス時期に達しています。ボルトも錆びているので、錆び止めをし、ボルトキャップをします。

 

屋根の上塗り

 

屋根の上塗り1回目を塗装しています。下塗りをして上塗り1回目(中塗りとも言う)です。

 

屋根の上塗り

 

屋根はなみなみになっているので、ローラーだけではでこぼこに入りません。刷毛も使いながら塗っていきます。職人さんは高所で作業するときは安全帯を装備して作業します。

 

外壁はコーキングの撤去作業をしています。コーキングはかなり劣化し切れていました。

コーキングの切れ

このコーキングを撤去していきます。カッターを入れて切り、引っ張って撤去します。

 

コーキングの撤去作業

コーキングはゴムのように伸び縮みします。劣化すると固くなり切れていきます。だいたい一般的なコーキングで8年くらいで交換が必要になります。紫外線に弱いので、日がよく当たる東と南面は特に切れています。今回、新しく打ち替えるコーキングは、オートンイクシードといって、グレード高いコーキングになります。耐久性がとにかく高く、なんと15年~20年もちます。メーカー保証もつくので安心ですね!

このオートンイクシードは住宅にももちろん使えます。住宅部門のリフォームサポート塗夢でも、コーキングにオートンイクシードを使うこともあります。

コーキングの撤去作業が終われば、養生テープを張り、バックアップ材を入れていきます。

バックアップ材を入れる

 

養生テープはコーキングを打つときに、美しいラインを作るために必要不可欠です。

コーキングを打ち替える作業は、打つまでの作業が大変ですが、仕上がりに大きく影響するのです。撤去作業も、古いコーキングが残らないようにカッターで丁寧に取り除きます。残っていると、新しく打ったコーキングがきちんと密着しないので切れやすくなります。

養生もゆがまないよう、真っすぐきれいに張っておかないと、コーキングが真っすぐになりません。

下準備を丁寧にすることは仕上がりにも影響しますが、長く持たせるというとても重要なところに繋がるんです!また報告しますね。

 

早島町三菱食品様 ALCパネルの事務所の塗装!

こんにちは!先月の工事になりますが、早島町コンベックス岡山近くの三菱食品様事務所の塗装をご紹介します!

コンベックスの周りはどれも建物が大きいですよね!この事務所も大きい建物なので、足場を3面に分けて、塗装していきました。広い塗装面積なので工期がかかります。なのにずっと足場を全体に組んでいたら、駐車場など、従業員の方々にご迷惑をかけっぱなしになってしまいます。今回は東面と南面を塗装します。来年度は残りの西面と北面も塗装を依頼してくださっています。

 

コンベックス近くの事務所の塗装

 

   ↑こんな感じで塗装する箇所だけに足場を組みます。

この事務所はALCパネルという外壁です。サイディングとかモルタルはよく聞くと思いますが、ALCパネルも外壁に使われているもので、サイディングのようなパネル外壁です。住宅にも使われることもありますが、大型の建物に使われていることが多いです。

このALCパネルは中が気泡のようにプツプツと穴があって、とても軽い素材です。なので高いビルに適しています。しかも燃えにくいのも特長です。このパネルの気泡のおかげで、断熱性や遮音性にも優れています。共同住宅にも適しているんですね!

 

ところが、このプツプツした気泡があることで、雨が侵入すると浸透しやすいために、雨漏りになりやすいという欠点もあります。雨漏りさせないために、塗装して防水性を高めることが重要な訳なんです。ALCパネルは、塗装によるメンテナンスをしっかりすると、とても長持ちする優れた外壁です。

ALCパネルはサイディングと同じ、ボードなので、シーリングが打ってあります。まずはもとあった劣化してしまったシーリングを撤去し、新しく打ち替える作業をします

シーリング

 

白いところは新しくシーリングを打ったところです。真っ直ぐの線はパネルの継ぎ目で、それ以外のシーリングは、ひびが入っていたところです。ALCパネルには細いひび割れ(ヘアークラック)でも、塗装ではふさぐことができないのです。細くて見えないようなひびでも、ALCパネルの中は気泡なので、水が染み込むと雨漏りしてしまいます。なので、Uカットといって、サンダーでひびをわざと大きく削り、シーリング材で埋めるという修繕をします。

 

細いひび割れを大きくカット

       ↑ヘアークラックを大きくカットしたところをアップした写真です。気泡がたくさんあるのが分かりますよね。どんな小さなひびでも見逃せません。

 

山上げ2回目の塗装

 

シーリングの打ち替えと、ひび割れの修理が済んだらいよいよ塗装の工程です。まずは下塗りをして、次に山上げといって塗膜を起こす作業をします。今回の塗装はただ塗ってキレイに見せるだけでなく、ALCパネルをしっかり保護することも目的です。ALCパネルはひび割れさせると雨漏りしてしまうので、ひび割れを起こさせないよう、厚膜で保護します。これも、ただ厚く塗るだけでなく、弾力のある塗料を使って塗膜を立たせるんです。山上げというんですが、この作業を2回行います。山上げを2回することで、塗膜を厚くすることができるんです。

この塗料はレナエクセレントといって、かなりゴムのように伸縮してくれます。なので、塗膜が建物の揺れに追従してくれるので、ひび割れが起きにくくなるんです。さらにここから上塗りを2回塗るので、かなり防水性も上がってじょうぶになります!

塗装完成

岡山市の駅前ビル タイルの外壁を修理しています!

こんにちは!ただ今、小山塗装では、岡山駅前のビルの修理・修繕工事をしています。

外壁はタイル貼りです。タイルは長くもって丈夫なイメージがありますが、劣化します!やはりメンテナンス・修理は必要なんです。

 

タイルそのものは強いですが、ひび割れることももちろんありますし、タイルを貼っているモルタルに水が回ってしまうと外壁の内側が弱くなり、モルタルごと剥がれてしまうこともあります。

ビルやマンションでは、外壁にタイルがよく使われています。もしメンテナンスをせず劣化して、剥落してしまったら大変な事故になってしまいます。実際に剥落事故は起きています・・。

 

この工事をしているビルも危険な箇所が複数見つかりました。見た目だけではなく、打診棒を使って細かく調査します。

 

打診調査

 

打診調査です。私もやってみました。打診棒を使って叩いたり、転がしたりして、音の違いによって判断します。音の違いは、「トントン」と固く響かない音だと正常で、「コンコン」と低く響くような音だと中に隙間ができていることになります。他にも高すぎる音だと、タイルだけが浮いていることも分かるのですが、かなり聞き分けるのが難しいです・・。

経験がかなり必要な仕事です!

 

打診調査をし、マークをしていく

 

打診調査をし、チョークやマスキングテープを使って、どこが浮いているのか分かるようにマーキングしていきます。

中のモルタルが躯体から浮いている箇所は、ドリルで穴を開け、エポキシ樹脂という固めの樹脂を注入し、アンカーピンを挿入する、アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法というやり方で改修します。

 

ドリルで穴をあけている

 

エポキシ樹脂を注入するための穴をドリルで開けています。かなり大きな音が響いていました。表面は固いそうなのですが、中は浮いているので、簡単にドリルが進むらしいです。

 

エポキシ樹脂注入作業

 

エポキシ樹脂を注入しているところです。ここにアンカーピンを挿していきます。

 

このビルは施工面積が大きく、改修箇所がかなりあります。とくに曲線になっているところはタイルが浮きやすく、見た目にも劣化状態が悪いです。安全に、丁寧に改修していきます!

曲線になっている部分が特に劣化している